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日本の農業を大きく変えたい

株式会社グランパ 社長 阿部隆昭(2014/04/30)

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米崎小からの景色
陸前高田に立つドーム(写真提供:株式会社グランパ)

 「変える人」No.8では、新しい農業のかたちを提案し、東日本大震災で被災した陸前高田市の復興にも携わっている株式会社グランパの阿部隆昭社長をご紹介します。

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被災地の雇用と食糧を同時につくる

 東日本大震災の大津波によって市域の大半が壊滅した陸前高田市。その国道45号線沿いの一角に白いドームが立ち並んでいる。株式会社グランパの運営する植物工場だ。

「東日本大震災が起きたときに、真っ先に頭に浮かんだんですね。津波でなにもかも流されて住むところも仕事も失った方々は、きっと明日からでも働きたいだろうと。漁場も農場も被災してしまったから、食べるものも手に入らないだろうと。このふたつの方程式をどう解くか。というところで、我々の開発したドーム型の植物工場がお役に立てるのではないかと考えたんです」

 衰退しつつある一次産業をどうやって雇用につなげ、次世代の若い人たちにつなげていけるか。被災地で地元の雇用と食糧を創出する取り組みは、その実証実験も兼ねた取り組みだった。

「被災地での立地を考えたとき、陸前高田市は日照時間が比較的長い地域なんです。それは農業をする上では非常に有利な条件です。また、行政が非常に理解を示してくれて、一緒に事業をやるためのしくみづくり、とりわけ土地の確保に尽力してくれました」

 神奈川県藤沢市や秦野市でドーム型植物工場を運営してきたグランパ。県有地と市有地の混在するところを、市がきっちり調整して土地を用意してくれたことで、すでに出来上がっていた技術を持ち込むだけでよかった。

「それだけではさすがに芸がないですから(笑)、陸前高田では地熱エネルギーを組み合わせた新しい技術に挑戦しています。日本の農業技術をもっと高いレベルまで持っていくために、ここでしっかりと確立させていきたい。陸前高田では、将来の方向性としても良いセットができたなと思っています」

 単なる復興支援や技術移転には終わらせない。グランパの取り組みには、被災地を思う心が透けて見える。

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